第35回学術集会会長
飯塚 照史
奈良学園大学保健医療学部
このたび,2023年4月20日(木),21日(金)に開催予定の第66回日本手外科学会学術集会長の佐藤和毅先生(慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センター 教授)のご高配を賜り,翌4月22日(土)・23日(日)に第35回日本ハンドセラピィ学会学術集会を御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)にて開催させていただくことになりました.5年ぶり6回目となる首都東京での開催にあたり,新たな時代の息吹を感じる本会のテーマを「トランスレーショナルハンドセラピィ -次世代につなぐ革新と挑戦-」といたしました.人工知能やビッグデータを基とする分析等に代表される新しい技術革新はハンドセラピィ分野でのブレークスルーにつながる可能性を有しています.とりわけ,脳機能や運動制御に関する解明は評価,治療の再考を促し,次世代につなぐ革新となります.さらに新進気鋭の研究者による多面的な検討はこれを後押しし次世代につなぐ挑戦となります.これらを契機とした手外科医とハンドセラピストの強固な信頼関係から生み出される新たな展開も次世代型へと変革する必要があります.
以上を踏まえ,本学術集会では他分野あるいは臨床と研究・教育,ビギナーとベテラン,医師とセラピストを橋渡し(トランスレーショナル)し,次世代に向けた提案を作り上げることを使命と捉えています.したがって,それぞれの分野のフロントラインに立つエキスパートの知見・提案から,経験豊富なセラピストによる明日のハンドセラピィに役立つ実践のコツまで,経験年数を問わず学べる・活かせる学会とする事をお約束します.
併せて実りある学術集会となるようwithコロナ時代に即した対面開催を前提として,オンデマンド開催も検討し,より洗練された運用をさせていただく所存です.
ハンドセラピィ分野における新たな時代の幕開けを予感させる第35回日本ハンドセラピィ学会学術集会,是非ともご期待ください.
第35回日本ハンドセラピィ学会
学術集会事務局
事 務 局
飯田市立病院
リハビリテーション科
事 務 局 長
古田 裕之
電話での連絡はご遠慮ください